130Wのインバータカツカツ問題
特に場所を取らないため、車内には常時130WのDC-ACインバータを積み込んでおり、以前からそれを各種機器(パソコン、携帯電話、カメラ)の充電に使用していた。
だが、ThinkPadに買い替えてからインバータの動作が不安定になり、マシンへの給電が安定しないようになってきた。
それもそのはず、このACアダプタの定格は100V 1.3A。単純計算で130W程度の電力が必要となり、普通に使うとインバータの定格ギリギリかそれ以上の電力が必要となる。
仮にこのACアダプタが余裕で使える程度の容量を持つインバータ(300W前後)を導入するとなると電源を車両のバッテリに直結する必要が出てくるため導入がめんどくさいことから、できる限り車体に穴を開けずに車内でマシンを使う方法は無いのかを探していたら。
Lenovo 65W DC トラベルアダプター (スリムチップ) – 製品の概要とサービス部品 – Lenovo Support JP
Lenovoが純正の昇圧コンバータを販売していることを知った。これを使えば車内で快適にマシンが使えるかもしれない、そう考えて試しに購入してみることにした。
本体、アクセサリーソケット(上)とスリムチップタイプのジャック(下)との間に昇圧コンバータと思われる箱が接続されている。
その箱はそこまで大きくなく、握ってしまえば手の中に隠れる程度である。
アクセサリーソケットの部分は取り外しが出来るようになっており。
EmPowerソケットを搭載した旅客機でこのアダプタを使用することも出来る。
定格、入力は11から16V 7A。出力は20V 3.25A(65W)となっており、45WのThinkPad X240の他にもより消費電力の大きい65Wのマシンにも対応している。
入力電圧は主に大型車で使用されている24Vには残念ながら対応していない。そのため、24V車で使用する場合には降圧コンバータが必要となる。
実際に使ってみる
電池の残容量が5パーセント程度の状態から渋滞に巻き込まれながら運転し続け約1時間半。目的地の休憩所(道の駅)に到着し、状況を確認するとほぼ満充電となっていた。
さすがに運転中はマシンを触れないとしても、サスペンド状態にしておくとわずかながらでも電力を消費している。
そのため、長時間の移動時にはその電力消費量は無視出来ない状態になっていることもある。そういう面でも精神衛生上安心出来るのでは無いだろうか。